
ひとまずは、解放された自堕落な日々です。コミケすらも未だに行ったこともなく、ましてやブース出展なんぞは初めての試みであり、.reviewの荷物の搬入後に自分のブースの設営を行っていたのですが、色々とワタワタ。今回「乙女の骸」&「骨格標本についての簡単なお勉強」を寄稿していただいたミヤちゃんが、ディスプレイ用の豚骨クンを持ってきてくれ、設営手伝い・売り子等もサポートしてくれて、助かりました。というか、サポートがなかったら死んでた。
そんな調子で、学習院大学表象文化研究会『Kulturtrieb-G』の初陣ですが、盟友や.review関係の知り合いに買って頂いた分も含めて、総計22部捌けました。ありがたいこってす。特にこれといってキャッチーなウリもなく、内容もかなりハードコアな批評論考が中心ですが、見本誌を手にとって、内容を読んだ後に、即時的に「買います」と言ってくれる方が多くて、責任編集冥利に尽きマスです。

懸念していた、「ちゃんと印刷できているか」の問題は、かなり良い仕上がりで(ちょっと本文のサイズが大きかった〔とはいえ、他の同人誌と比べると、そこまで気にならない程度〕)り、キャプションの行間等、やや気になるところ(売り子を務めて頂いたミヤちゃん曰く、そんなに気にならないとのこと)がありつつ、次号にしっかりと生かせていけたらと思っております。
そして今回は、ギリギリギリのギリまでの修羅場進行で、版組をやりながら校正もやって、自分の原稿の最期の仕上げもやりながら、『.review002』の担当データも仕上げて(いちおう編集チームなので)という中の入稿で・・・・・・ほとんどは自分の原稿、というかギリギリまで改訂し続けていた「『女』が描く女について」に、けっこうな乱調がありまして・・・・・・ただ、論考の内容に支障がでるようなものではないので、ひとまずは「おたく人ヤプー」と「『女』が描く女について」の、途方もないイメージの連鎖や、積み重なった言葉の氾濫で、押し流しておいて頂きたいと(全力で土下座)。
製作は年内、展開は来年になると思われる電子書籍版では、乱調部分をしっかり改訂しておきます。今後、万が一、紙媒体版の『KTG01』が増刷とかあったら、その際のデータは電子書籍版が基になるので、乱調気味な版は限定数しかない、貴重品に・・・・・・なるわきゃないか。
なにぶん、初めての雑誌造りだったので、修羅場で追い込みで、ヒーヒーいってましたが、InDesignにもだいぶ慣れ、原稿の集まり具合が11月まで七転八倒していた今回とは異なり、次号に向けてはすでに原稿依頼に奔走しています。『KTG02』、特集は「アニメーションという、SCED(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)なメディア」。いわゆる「アニメ」ではなく、古今東西の様々な「アニメーション」の論考を通じて、アニメーションの持つ「楽しさ」や「驚き」というものを考えていく予定。
第2号は、来年6月の文学フリマに併せて刊行予定。そして、第2号と同時進行で動き出してる第3号、特集は「メンズリヴとしてのマゾヒズム」。ザヘル=マゾッホ、エミール・ゾラ、谷崎潤一郎、沼正三・・・・・・そして天野哲夫などを中心に、主義としての「マゾヒズム」あるいは、強い男という呪縛から解放された男のイメージとしての「マゾヒズム」、風刺画に描かれた「女天下」、沼正三の正体としてのみ語られ、その著作や来歴、思想のほとんどが語られることのないまま2009年に他界した天野哲夫の全単行本解説、『裏窓』等に複数の筆名で連載した小説・エッセイに関する批評や書誌情報も網羅予定。
「沼正三と天野哲夫-ある覆面作家の素顔をめぐって」(『和光大学人間学部紀要』第3号,2010)で、天野哲夫の再評価を世に問うた鈴木(『KTG』責任編集)が全力を尽くして製作にあたる、唯一無二の「天野哲夫」論(無事にできれば良いけど)・・・・・・第3号は、さらにモーレツな感じになるので、ご期待ください。2号では、やや裏方に回る予定でいる分、3号では徹底的に書きまくります、責任編集者だけど。
それから、『KTG01』ですが、タコシェなどの店頭委託、U-TEEなどの通販で販路を拡大していく予定なので、インフラが整うまではしばらくお待ちください。直接ご連絡を頂ければ、個人作業になりますが銀行振り込み/メール便での発送、承ります。
『KTG』Vol.1: A5,表紙フルカラー,120頁。¥600にて販売中です。
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