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モンハンです。ポータブルです。3rdです。そんな調子で、連日、廃人と化しながら文フリの準備したり、来週立て続けに2件ある発表レジュメをセコセコと作ったり、色々修羅場です。
そんなこんなで、残りのヤツはダイジェストで行きましょう、内容紹介。12月5日の文学フリマは、U-06で会いましょう。 当日は、「乙女の骸」/「骨格標本の簡単なお勉強」を寄稿頂いたミヤ嬢のご好意により、お手製の骨格標本(豚の頭骨)を展示できることになりました。見本誌を手に取り、「乙女の骸」と骨格標本を見比べてみるだけでも構わないので、ぜひとも当日はU-06にお立ち寄りください。 当日、ミヤ嬢には自分が出歩いている間の売り子をお願いしてあるので、タイミングがよければ骨格標本にまつわる話を色々と聞けますです。というわけで。残りの内容紹介。 砂澤雄一・・・・・・キノドラマ『嗤ふ手紙』試論――衣笠貞之介と千田是也の距離―― 演劇と映像を組み合わせた「キノドラマ」をめぐる議論。衣笠貞之介と千田是也という、それぞれ映像・演劇に比重を置く二人の人物が、どのように演劇と映像の組み合わせを模索してきたかについて、キノドラマ『嗤ふ手紙』の分析を通じて検討する。 今では珍しくない演劇における映像の使用について、その黎明期を自身でも劇団を率いる論者が語る演劇論。 砂澤雄一(いさざわ ゆういち) 学習院大学大学院身体表象文化学専攻博士課程後期。マンガ・アニメ/日本の近代演劇。「『風の谷のナウシカ』における「語り」の構造について」『マンガ研究』第九号、日本マンガ学会、2006。「『スラムダンク』頁の無音――非映画的手法について」『マンガ研究』第13号、日本マンガ学会、2008。 Mail: t040125@yahoo.co.jp
鈴木真吾・・・・・・おたく人ヤプー: Otaku's Adventure in the Zeitgeist 「でも・・・・・・おたくって何?」――「おたく」と「オタク」を巡る回顧録。様々な「おたく/オタク」論を渉猟しながら自身の体験を絡め、「おたく」が「オタク」と変化した劇場版『エヴァンゲリオン完結編』がひとつの節目として指摘・・・・・・あとなんか沢山。一言じゃ説明できない。 とりあえず、近年の「オタク論」ではあまり語られることの少ない宮崎勤、そして劇場版『エヴァ』の実写場面の分析、高校・大学と平日週4~5ペースで「秋葉原」を散策していた自分の目から見た、「秋葉原」から「アキバ」への変化や、クールジャパン関連について。 「でも・・・・・・オタクって何?」。 鈴木真吾(すずき しんご) 学習院大学院身体表象文化学専攻 博士課程後期。学習院大学表象文化研究会主宰、『Kulturtrieb-G』責任編集、「.review」編集チーム。文化社会学、ジェンダー論などを専攻。ここ暫くはへヴィメタル、猟奇、オカルト、BDSM、近代日本文学、身体改造、クィア、逸脱/倒錯/変態を巡る性の言説、60年代~70年代の特殊風俗雑誌、米国初期アニメーションにおける「音」の意味に関する研究を展開。相変わらず、好奇心が恒常的にスキゾ中。 「沼正三と天野哲夫――ある覆面作家の素顔をめぐって」『和光大学人間学部紀要』第3号,151-174頁,2010。この他、「.review」や『新文学』、『TH』などに寄稿中。 Blog: http://blog.livedoor.jp/doxa666/ Twitter: junk666 Mail: doxa666@gmail.com 羊・・・・・・フランスTVにみるジャポン フランス在住の論者が送る、フランステレビ事情(2006年当時)。フランスにおける日本のアニメ受容のハシリといえば、「ゴルドラック」の名でフランスに輸入された『UFOロボ グレンダイザー』を思い浮かべる。しかし、80年代に幼少時代を過ごしたフランスのオタクたちは、『聖闘士聖矢』に熱狂してきた。 しかも、それは必殺技が炸裂するシーンが丸々カットされた米国版がフランスに輸入されたもので、事実上の「国際版」の『聖闘士聖矢』だった・・・・・・だがしかし、フランスのオタクたちにとって、『聖闘士聖矢』は重要な作品となった。さらに2006年当時の年末、フランスのテレビ局では『風雲たけし城』が延々と放送されていた。しかしなぜ、よりにもよって『たけし城』が!? フランス版『たけし城』の全貌とは如何に!? 羊(ひつじ) フランス在住16年・・・・・・異文化の中で、アイデンティティーを模索する日々。フランス生活では、良くも悪くも<日本人代表>として意見を求められることに違和感を抱きつつも、個人的見解をローカルに模索中。 尋野蠎・・・・・・文学的観念遊戯――ボルヘスの楽しみ方 濫読家が贈る、「難解ではないボルヘスについて」(こう書くとさ、澁澤龍彦の「難解ではない死霊について」『洞窟の偶像』っぽいよね)。 ボルヘスのエッセンスや魅力を凝縮したエッセイ。初読者のための簡単な文献案内付き。ボルヘスに興味を持ったなら、ぜひとも、案内人によるブックガイドを参照しながら、迷宮で迷わないように知を渉猟されたし。 尋野蠎(ひろの おろち) 臨床心理学から出発して、心理学と科学哲学諸問題、魔術哲学思想などがライフワーク。奇書と悪夢をこよなく愛する濫筆狂。 鈴木真吾・・・・・・「女」が描く女について 女の表象を巡る議論。主に、「サロメ」と「ユーディット」という代表的なファムファタール、運命の女神/フォルトゥーナの表象~タロットカードの第十番、自然の暗喩としての女の身体、そして風刺画に描かれた「崇高」なる対象としての「女」。しかし、それらはすべて「男」たちによって描かれた「女」である。 「女」が描く<女の表象>とは何か。その具体的なものにまで議論は到達しえないが、「男」がどのように「女」をを意識し、どのように描いてきたかの一端を紹介しながら、エクリチュール・フェミニンの可能性を示唆していく・・・・・・と思うよ。多分。 執筆者が自作品について語ることは、舞台俳優が楽屋裏を見せることと同様だと、云々したのは泉鏡花だったという話を、沼正三が「家畜人ヤプーについて」『マゾヒストMの遺言』で云々していたと思うのだけど、やはり「おたく人ヤプー」同様、自身の作品について紹介するのは非常に難しいので。とりあえず読んでネ。 第二号では、執筆者同士で内容を紹介して貰いたいナアとか思っております。 PR |
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